ヒートショック
- 2018年12月05日
- カテゴリー:健康情報
12月に入り大分寒くなってきましたね冬になると良く耳にするヒートショック。統計によると年間で19,000人もの方が入浴中でのヒートショックの症状でなくなっているそうです(8割が65歳以上の方)
年間交通事故死の約5倍もの方がヒートショックによって亡くなっており、他人事ではないものですね
ヒートショックは、暖かい室内から寒い廊下やトイレに移動したり、寒い脱衣所で着替えた後、温かい湯船につかったりするなど、急激な温度変化によって血圧が大きく変動することによって意識を失ったり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしてしまうものです
高血圧や動脈硬化、糖尿病、肥満の傾向がある方が影響を受けやすく、特に高齢者の方は注意が必要となります
先にも述べたように温度変化によって引き起こされる症状なので、普段過ごしている室内と脱衣所・浴室、トイレ等の温度差を減らす事が重要です。冬場などは10度以上の室内温度差は良くありますし、入浴時には浴室と湯船で20度以上の差が出ることも良くあります
そうならないように、お風呂に入る前には脱衣所や浴室を暖房器具で温めたり、トイレにも簡易の暖房器具を取り付けたり温かくなる便座を使用するようにしましょう温かい部屋から移動する際には上着を羽織るなどの体が冷えないように心掛けるのも大切です。
他にも注意点として、
食後すぐの入浴は控えるようにしましょう食後は血圧が低下する傾向にありますので入浴によってめまいやふらつきが起きやすいです。もちろん飲酒は特に注意が必要です
入浴中は血圧が低下しているので湯船から急に立ち上がると水圧の関係上さらに血圧が下がりめまいなどが引き起こされやすいので、急に立ち上がるのではなくゆっくりと立ち上がるようにしましょう
日没前の入浴が浴室も冷えすぎず、且つ体の温度への耐久性も高い状態なのでリスクが軽減されます。
また入浴前後にはコップ一杯の水を飲む等血液がドロドロな状態にならないように心掛けるのも大切
ちょっとした心掛けでヒートショックのリスクも軽減されますので参考にして下さいね