柿が赤くなると医者が青くなる
『柿が赤くなると医者が青くなる』
日本のことわざにそのような言葉があります。
柿を食べると健康になって医者に通う人が少なくなり医者が儲からないため、青くなる。という意味らしいです。
実際にそうなのか…というのは別にして
柿を食べることによって、体に良い事がたくさんあるようですね。
柿の主な栄養素としてビタミンCやビタミンA、カロテン、タンニン、カリウムなどが豊富に含まれています。
ビタミンCには抗酸化作用や抗老化作用、粘膜細胞を丈夫にして抵抗力を高める作用、コレステールの減少、高血圧や糖尿病の予防、肌のシミやくすみの改善など様々な効能が認められていす。
ビタミンAには皮膚や粘膜を強化する作用や病気への抵抗力を高める作用があります。
カロテンは発ガン物質や活性酸素などの有害物質が体内の健康な細胞を傷つけるのを防ぎます。また、骨粗しょう症の予防や糖尿病の進行を抑制する効果、免疫力を高めたり、美肌効果もあるようです。
タンニンには高い抗酸化作用、抗老化作用が認められます。また、体内にある血管を緊張させ収縮させる酵素に作用することにより血圧を降下させ、高血圧や脳卒中を抑制するという効果もあるようです。その他にもリンパ球白血球細胞の生育阻害効果、細菌毒素や蛇毒の解毒効果も確認されています。
カリウムには体内の余分な塩分を排出する働きがあります。余分な塩分を排出することで水分代謝が良くなり利尿作用も高まるためにむくみが改善されます。
栄養たっぷりの柿ですが、食べ合わせの悪いものもあるので、注意をしてくださいね。
柿の中にあるタンニンは酸・鉄分・カルシウムと結合すると沈殿しやすく、吸収もしにくくなります。イモ類(特にサツマイモ)やカニやエビなどのカルシウムの多い海鮮と一緒に食べると腹痛に見舞われることがありますので気を付けましょう。
また、柿は身体を冷やす食材でもあるので、冷え性の方も食べすぎには気を付けてくださいね。