腸脛靭帯炎
- 2016年11月07日
- カテゴリー:当院の症例
陸上競技をされていた方は聞いたこともあるかもしれません。
いわゆるランナー膝というもので、ランニングによる膝障害の代表的なものになります。
膝の屈伸運動の繰り返しにより、膝の靭帯(腸脛靭帯)と太ももの下部の外側の骨(大腿骨外顆)が摩擦によって炎症を起こし、痛みが出てくるものです
基本的にはオーバーユース(使い過ぎ)が原因です。長時間・長距離等の過剰なランニングによるものや柔軟性の欠如、硬い地面や坂道の走行、下肢のマルアライメント等様々な要因も挙げられます。
初期症状としてはランニング後の膝外側の痛みで、進行するとランニング時の膝の屈伸動作で痛みが誘発されます。さらに進行すると歩行時や階段昇降時などの日常動作にも支障が出てきます
当院では、オーバーユースによる症状はまず休む事もしくは運動強度を落とす事を指導致します。その上で、患部に対して電気治療・超音波治療をし、手技によって関係する筋肉対してアプローチをします。体幹や足回りの筋肉の協調性も大切なので、そのトレーニングも行ないます。また骨格矯正によって足・膝・股関節等に負担が掛らないようバランスを整え、再発の起こしにくい身体へ改善致します
先日、ほぼ練習をせず県民マラソンにて10kmを走った父が膝の外側が痛いと私に訴えてきました
…はい、腸脛靭帯炎でしたこれからしっかりと治して行きます