花粉症(その2)
- 2017年03月07日
- カテゴリー:豆知識
花粉症はアレルギー反応によって引き起こされますが、そもそもアレルギーとは体の免疫作用によるものです。この免疫には血液成分の中の白血球が深く関わっています。
白血球にはいろいろな種類がありますが、特に免疫反応ではTh1細胞とTh2細胞という2種類の白血球がお互いにバランスを保って免疫を制御しています。つまり、アレルギー反応が起こっている状態では、これらのバランスが崩れている状態になっているのです。
その結果、IgE抗体が作られ、鼻の粘膜の組織を刺激してヒスタミンが分泌することにより、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、皮膚の炎症といった症状を引き起こすのです。
以上の事から白血球のバランスを整える、体内のヒスタミン量を減らす必要がありますね。
つまり花粉症に効果があるとされている食事とは
・白血球のバランスを整える食品
・ヒスタミンを体外へ排出する効果のある栄養素を含む食品
を摂取する食事の事になります
具体的にはまず乳酸菌の含まれているヨーグルトが良いでしょう。
他にオリゴ糖や食物繊維を含むバナナや納豆なども良いですね
腸内環境を整えるのが大切です。実は体の免疫細胞の70%は腸内にいるんですよ。
栄養素《ビオチン》
特にビタミンC、B群、亜鉛、マグネシウムなどの栄養素とともに脂質の代謝をすすめ、アレルギー症状を抑える働きがあります。
ビオチンを多く含む食品
いわし、レバー、ピーナッツ、たまねぎなど
その他
甜茶(バラ科の物)・じゃばら・しそ・トマト・にがり・青魚(DHA)なども効果があるようです。
逆に高脂肪、高タンパクの食材(牛肉、豚肉など)はアレルギー反応を高めるので控えたほうが良いでしょう。
食事以外にも規則正しい生活が大切です。
自律神経の乱れはアレルギー反応にも深く関わっているので、十分な睡眠時間を取り、ゆっくりお風呂につかるなど、疲労やストレスをしっかりと解消しましょう。