寒暖差アレルギー
- 2017年11月13日
- カテゴリー:健康情報
最近、特別アレルギーなどないにも関わらず、鼻水や喉の痛み、咳が続く・・なんて経験はありませんか
それはもしかしたら寒暖差アレルギーかもしれません
初めて聞く方も多いかも知れませんが、アレルギーという名の通り寒暖差によってアレルギー症状が現れるものです
アレルギーと言っていますが、寒暖差アレルギーの発症にアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)は関係がなく、アレルギーと言いながらも実際は自律神経の乱れによって引き起こされるものです医学的には「血管運動性鼻炎」とも呼ばれます。
私達の体は寒いところに行くと血管が縮み、逆に暖かいところでは血管が広がるようになっています。寒いところから急に暖かいところへ行った時や、気温の変動が急激な時などは、この血管の収縮・拡張の働きが環境に追いつけなくり、様々な症状が現れてしまうのです
一般的に、自律神経が対応できる温度差は7度前後と言われていることから、これ以上温度差になる場合は寒暖差アレルギーに注意をしましょう
主な症状は「鼻水・鼻づまりなどで鼻がムズムズする」「くしゃみが出る」「じんましんが出る」「イライラなどストレスを感じる」「食欲減退や胃腸の不振」などが挙げられます
主な対策としては、自律神経の乱れが原因ですので「規則正しい生活」が第一です
まずは
◎体を冷やさない
寒い日はマスクやスリッパ、膝掛けなどを使い、体が感じる温度差を少なくしましょう。寒暖差が激しい日はとくに注意。血流をよくするように心がけることも予防策です。
◎体力をつける
寒暖差アレルギーになりやすいのは、筋肉量の少ない高齢者や女性と言われています。毎日できる簡単な運動やウォーキングなどを意識的に取り入れて、基礎代謝をあげていきましょう。筋力がつけば熱産生量も増え体温変化も起きにくいです
◎入浴はシャワーでなく湯船に浸かる
冬場でもシャワーで済ませてしまう方もいると思いますが、湯船にゆっくりと浸かることで体を芯から温めるだけではなく自律神経を整える効果も期待できます
◎早寝早起きをする
夜遅くまで起きていると、本来は優位に立つはずの副交感神経ではなく、交感神経が優位になるため、体内リズムが崩れやすいです。
このような生活は自律神経が乱れるだけではなく、体の免疫力なども弱めてしまうため、寒暖差アレルギーの症状がより出やすくなってしまいます
◎正しい食生活を心掛ける
エネルギー源になるタンパク質や、疲労回復によいとされるビタミン、ミネラルなどをまんべんなく摂取することを心がけましょう。旬の野菜や、ショウガなどの体を温める食材も積極的に摂取するとよいでしょう
寒暖差アレルギーの場合は、日常生活の改善やちょっとした対策を講じることで、症状の発症や悪化を防ぐことができるので、是非上記の事を心掛けながら生活してください