「年越しそば」の意味と由来をご存知ですか?
- 2017年12月29日
- カテゴリー:豆知識
大晦日には、年越しそばを食べるご家庭も多いことと思いますが、年越しそばを食べる意味や、その由来をご存知ですか
私は知らなかったのですが、年越しそばの歴史は、鎌倉時代からと言われているそうで、あるお寺で、年を越せない貧しい人々に「そば餅」を振る舞ったところ、翌年から皆の運気が上がったことから、そば餅が毎年食べられるようになったそうです
鎌倉時代にはまだ蕎麦がなかったため「そば餅」だったのですが、室町時代になるとお蕎麦となり、初めはお寺での精進料理だったものが次第に庶民へ広まり、そして、江戸時代の中頃になって「年越しそば」の風習が定着したという事です
そして、江戸の人たちがどんな思いで年越しそばを食べていたかというと、その頃は、金細工師が周囲に飛び散った金や銀のクズを集めるのに、そば粉で作った団子を使っていたため、その金銀を集める行為から、そばがお金を集める縁起物と考えられて食べられていたという説があるそうです
また、そばは他の麺類に比べて切れやすいので、その年の厄を断ち切る、苦労を切るという意味に捉えて、一年の嫌なことを切り捨てたいという願いや、細くて長いことから良縁が長く続くようにという願いや長寿への願いも込められていたそうです
では、年越しそばを食べるタイミングは何時(いつ)がいいのでしょうか
年越し蕎麦は、年越し前に食べ終わらないと願掛けの意味がなくなると言われていて、災いをその年のうちに断ち切るために年内に食べるのがいいとされているため、やはり大晦日に食べるのがいいようです
このように、運気アップや金運・長寿など様々な意味が年越しそばには込められていたのですね。
これだけの事を知ると、やはり大晦日は年越しそばを食べたくなりますね