ストレッチ
- 2018年11月13日
- カテゴリー:健康情報
11月も中旬になり肌寒い日も増えてきましたね日常的に運動をしている方もいらっしゃると思いますが、体が冷えたままの状態で運動を始めるとケガにもつながりますので、事前にしっかりと準備をしましょう
そこで今回はストレッチ(柔軟体操)の話
みなさん運動前にはストレッチを行なうと思いますが、間違った方法では怪我をしてしまうリスクもありますので、ストレッチの種類と目的を理解した上で適切なものを行なってください
ストレッチには大きく分けて2種類あります。静的ストレッチと動的ストレッチというものです。※PNFストレッチというのもありますが今回は割愛しますね
一般的に広く知られているのは静的ストレッチでスタティックストレッチとも言います。静的と言う通り、反動や弾みをつけずに目的の筋肉を伸ばした姿勢を一定時間持続して行なう方法です
主な使用タイミングは運動後のクールダウン時です。
効果としては
関節可動域の改善/筋緊張の緩和/血流改善/疲労回復/リラックス効果
などです。
特徴として伸張反射※1が起きにくく安全に行える点です。しかしながら、筋肉が緩んでしまうため、瞬発的に力を発揮する必要のある運動前には不向きでかえってケガのリスクが高くなる場合もあります
もう一方が動的ストレッチというもので、ダイナミックストレッチとも言います。動的と言う通り、大きな動作をともなって行なう相反性神経支配※2を利用した方法です
※バリスティックストレッチもありますが高度なもので一般の方には不向きです。ここでは割愛
主な使用タイミングは運動前のウォーミングアップ時です
効果としては
関節可動域の改善/筋温の上昇/血流改善/神経系の働き向上(筋運動の連動性アップ)/ケガ予防
などです。
効果と重複してしまいますが、特徴としては筋温・体温の上昇を高めたり、競技動作に近い動きを行うことで競技に沿った関節可動域の拡大が図れたり、怪我の予防や競技動作をスムーズにしたり、パフォーマンスアップが期待できるという事です
以上のようにストレッチにも種類があり、期待できる効果・目的が違いますのでそれぞれの目的に合ったストレッチ法を選択してくださいね
※1脊髄反射の一つで筋肉が急に伸ばされた際に伸ばされた筋肉が収縮する反応。
※2 主働筋が収縮する際に拮抗筋を弛緩させる命令が出されるというような、互いに拮抗しあう筋の活動を抑制するメカニズムのこと