健康寿命について
- 2019年03月25日
- カテゴリー:健康情報
『健康寿命』という言葉を聞いた事がある人も最近は多いのではないでしょうか
『聞いた事はあるけど具体的には何のこと?? 』という方もまた多いようです
健康寿命とは平均寿命の中で、人が心身ともに健康で自立して生活や活動ができる期間の事を言います
具体的には日常生活に支障をきたさない活動ができる(自力での食事・排泄・入浴・更衣や認知症などを伴わず、自己判断で生活ができる)状態の事を指します。
2016年現在としての指標では、
男性:平均寿命⇒80.98歳/健康寿命⇒72.14歳
女性:平均寿命⇒87.14歳/健康寿命⇒74.79歳
これは男性では平均して8.84歳、女性では平均して12.35歳もの間、介助を受けたり心身のどこかに不調を抱えながら生活する期間があるという事です
現状では今後も平均寿命は伸びていくようですが、注意しなければならないのは、健康寿命を伸ばしていく必要があるという事
寝たきりの生活より、やはり元気に動き回って旅行なども楽しめる生活を長く過ごしたいですよね
健康寿命を伸ばすにはどうすれば良いか
これは日頃の生活の積み重ねが大事ですね毎日不摂生をしていれば、必ず体には負担がかかり、どこかにしわ寄せが来ます。食事や睡眠、運動、仕事などの負担、ストレスなど様々な要因が健康寿命には大きく関わってきます。規則正しい生活ができるのが一番ですね
また、この健康寿命に自分たち施術家はどのように関わっていくか
これは先日、私が所属する研究会のセミナーに参加したときに話題として出てきました。施術家は、患者さんの体の痛みや不調をただその場しのぎ的に抑えるのではなく、根本から改善していく必要があるという事です
体の痛みを根本から改善し再発しない体へ体質改善をすれば、その後の日常生活も痛みなく快適に過ごせ、旅行へ出かけたり、趣味を楽しんだりする事が出来ますよね
体のケアをしっかりと継続していく事が、体の痛みや不安を解消し充実した生活を過ごせる事に繋がっていくのです
当院の治療方針も同様に痛みの根本施術で『痛みの出ない体への体質改善まで終えて施術が終了になる』と位置づけております
病院や他の治療院等でも同じですが、多くの方が自覚症状で判断をし、自己判断で施術を終了してしまいます(※現代医療もその場の症状だけに注目する対処療法がメインになってしまっている訳ですが…)
一時的にはつらい症状からも解放され、快適に過ごせるようになるかもしれませんが、良くなったり悪くなったりと症状をぶり返す事により、当初は軽度のものも重度に変わり、以前より改善に長期間を要したり、つらい症状と一生付き合わなければならない所まで進んでしまう場合もあります(=健康寿命の終了)
少しでも健康寿命が長く、より快適に日常生活が過ごせるように、日頃からの体のケアを心掛け、今あるつらい症状は根本から改善をしていくように意識改革が必要だと思います
もちろん、当院では痛みや不調の根本改善を目指しており、少しでも地域の皆様の健康寿命が長くなるように微力ながら尽力してまいりますので、体の事でお困りの事がございましたらいつでもお気軽にご来院ください