塩分摂取について
- 2019年06月03日
- カテゴリー:健康情報
暑い日も続き、皆さん汗を多くかく機会が増えたのではないでしょうか
汗をたくさんかいた際には塩分の補給も大事であると現在では情報誌やテレビなどでもよく耳にする事があると思います。
しかしながら、『塩分補給が大切なのは知っているけど血圧が高くなってしまうから控えないとダメだ』と思っている人も多いと思います
そこで塩について少し調べてみました
塩には大きく精製塩と天然塩の二つにわけられます
精製塩とは…
海水などをイオン交換膜製塩法を用いて不純物(カルシウム、マグネシウム、カリウム等のミネラル成分)を取り除き、塩化ナトリウム純度を99%以上にした高純度の塩の事。一般家庭にある食塩や食卓塩などはこれに当たります。
天然塩とは…
塩田などを利用して、自然の力で凝縮されて作られた塩の事。また天然塩も大きく分けて天日塩、岩塩、湖塩の三種に分けられます。
精製塩と比べ、作るのに時間や手間がかかるため比較的コストが高めになります。
◎天日塩は字のごとく海水を天日によって凝縮し塩を結晶させたもので、海水に含まれるミネラルもそのまま含んだ塩になります。
◎岩塩はもともと海であった土地から採掘される塩化ナトリウムの鉱物です。長い年月をかけて作られるもので、海水に含まれていたミネラル分はほとんど抜けてしまい、高純度の塩化ナトリウムになります。
◎湖塩とは塩湖と呼ばれる塩水の湖で採取・製塩された塩の事。ミネラルの含有量は天日塩と岩塩の中間くらいです。
一般に塩分を取って血圧が高くなってしまうのは、精製塩(高純度の塩化ナトリウム)を摂取する事によって血中のナトリウム濃度が上昇し、それを薄めるために体内の水分が血中に移動する事によって、結果的に血圧上昇に繋がるからです。
天然塩の特に天日塩では血液とミネラル成分比が近い海水を100%使っているので、摂取をしても血圧の上昇には繋がりにくいのです。
これから暑くなり、汗をたくさんかく時期に突入します汗とともに塩分やミネラルが体外へ出てしまうので必要に応じて塩分摂取をしましょうその際に血圧などが気になる方は食事などで塩を使う際に精製塩ではなく天然塩を使うのも良いのではないでしょうか