ぎっくり腰(症例)
- 2019年06月11日
- カテゴリー:当院の症例
今回はぎっくり腰の症例です
道路清掃にて、重量物を持ち上げ受傷。当日も痛みはありましたが、翌日以降に更に症状が強くなり来院されました
椅子にはやっと座れる状態で、痛みによる腰回りの運動制限が強く出ていました。担ぎ込まれて来院されるほどではありませんでしたが、運動制限の程度からみても重度のぎっくり腰です
ぎっくり腰と言えばその場でグキッとなり動けなくなってしまうイメージを持つ方も多いですが、時間差で強い症状が出てくる場合もあります
今回の場合は症状は強いものの、なんとか身動きがとれる状態でしたので問診・検査後にベッドへ移動しました。痛めてから日が経っていないので電気療法を行なうも患部(腰)への直接のマッサージなどは行ないません。骨盤周りの関節の動きを回復させるだけでも、身動きが楽になりますので骨盤の調整を行ないました
来院時よりは身動きがとれるようになりましたが、まだ症状は強い状態です
当院におけるぎっくり腰の捉え方としましては骨格の歪みが大きく起因していると考えておりますので、根本の背骨の骨格矯正を行ないました。矯正をするとその場で体の歪みはほぼ改善され動きも楽になります
しかしながら、今回は来院時よりは動きもだいぶ改善されましたが痛みの残りが少し強かったですそのような状態でも、体が本来の歪みのない状態になれば、体の回復力が働き症状も良くなるという事や日常生活での禁忌姿勢などを説明し、納得されて帰られました
翌日もご来院頂きましたが、その際には昨日の痛みが激減し、スタスタと身軽に歩き運動制限もない状態まで回復されていました通常であれば痛みがなくなるのにかなりの日数がかかるであろう重度のぎっくり腰でも数日で痛みが激減するという事は当院ではよくある事です
これは腰の痛みだけに注目するのではなく、痛みを引き起こした根本を改善し、体の自然治癒力が働きやすい環境を整える事によって体が自ら治してくれた結果です
どうしても、痛みに目が行きがちですが、肝心なのは『痛みのある場所』ではなく、『なぜ痛みを引き起こしてしまったのか?』の原因の解消です根本の改善を行なえば、現在抱えている痛みの解消だけでなく、今後出てくる痛みの発症のリスクを格段に軽減できます
今回の方は自然治癒力の回復により翌日より劇的に症状が改善されましたが、根本の原因の解消までには至っていないのでしっかりと計画的に施術を行ない、体質改善までしたいと思います