秋の食中毒
- 2019年09月25日
- カテゴリー:豆知識
食中毒と言えば真夏に多いイメージがありますが、実は9月~10月の秋の時期に最も多く発症していると言う事を皆さんはご存知でしょうか
もちろん暑い夏の時期は食中毒を発症しやすいのですが、やはり暑い時期は各々食中毒に対する予防意識も高く対策もしっかりしている人が多いというのも食中毒のピークにならない要因の一つに挙げられると思います
一方、秋になってくると暑さも和らぎ涼しくなってきたからつい大丈夫だろうと油断して食材をすぐに冷蔵保存しないで置いたままにしてしまう人も多いのではないでしょうか?多少暑さが和らいだとはいえ食中毒の原因菌は常温であれば繁殖しますので注意が必要になります
また、涼しく快適に過ごせるようになり行楽シーズンに入るので、バーベキューやキャンプ、遠足や運動会など野外での調理や食事をする機会が増えるのも食中毒が最も多い要因に挙げられます
野外での調理をする際も加熱処理が甘いと原因菌を十分に殺菌できず、発症リスクが高くなりますし、お弁当なども多少涼しくなったとはいえ原因菌の増殖温度は10度~60度と広範囲なので秋でもしっかりと食中毒対策は必要になります
他にも体の免疫力低下が要因として挙げられます。夏バテを引きずり9月に入っても体調がすぐれないという方も多いのではないでしょうか?また、真夏の暑い時期から急に気温が下がるとその温度差に体が追いつかずに体調を崩し、それらが要因で食中毒になりやすい体内環境ができてしまっているのも秋に食中毒が最も多くなる原因と言われています
これらの事から、秋の食中毒を予防するには調理をする際にはしっかりと食材に火を通す事(もちろん調理器具は消毒するなどしっかりと清潔にしておく事)、食材は購入したら常温で放置せずすぐに冷蔵庫で保存するように心掛ける事が大切です。
当然ながら、調理前や食事前の手洗いなどもしっかりとして下さいね
暑さもだいぶ和らぎ過ごしやすく少し気が緩みがちになる時期だからこそ体調管理も気を付けましょう