てるてる坊主
- 2017年06月28日
- カテゴリー:その他
子どもの頃、てるてる坊主を作って軒先などにぶら下げた経験、楽しみにしていた行事や旅行などの前日に学校の先生や親に教えてもらいながら作った記憶は、多くの皆さんにあるのではないでしょうか
てるてる坊主は、晴れを願うアイテムとして使われますが、見た目の可愛さからか、今も子どもたちに人気がありますね
作り方はいたって簡単ですが、少しのコツが必要です
まず、ティッシュペーパーかキッチンペーパーを用意します。キッチンペーパーの方が大判で顔が描きやすいので、作りやすくておすすめです
次に、キッチンペーパーの真ん中付近に顔を描きます。その時、目は両目でなく片方だけ入れるようにします
それから、頭の芯になる詰め物、ラップやわたなどの弾力のあるものを丸め、それをキッチンペーパーで包むようにして顔を正面向きに調整し、首の部分を輪ゴムで止めます。そして、ぶら下げるヒモを輪ゴムに取り付ければ完成です
「あれ、もう片方の目は入れないの」と思った方もいるかもしれませんが、願いが叶った時に、感謝しながらもう片方の目を入れるというのが本来の方法のようで、ダルマの目入れと一緒です
また、てるてる坊主を作った翌朝、見ると逆さまになっていたなんて経験はありませんか?頭のほうが重くて、うまくバランスがとれないと逆さまになってしまいますので、それでは、雨を願う「降れ降れ坊主(雨雨坊主?)」になってしまいます
それから、子どもはてるてる坊主をたくさん作ったり、前日でなくずいぶん前から作ったりもしますので、「願いをしっかり形にする」という点では、大人が注意点を教えてあげると良いかもしれません
子どもも大人も一緒に、てるてる坊主作りの楽しい経験を通じて、願い事が叶った時の喜びや感謝の気持ちを忘れないようにする事を確認することもできますので、なかなか良い風習だと思います