冷え性
- 2017年10月17日
- カテゴリー:健康情報
ここ最近一気に寒くなりましたね。みなさん体調を崩されていませんか?
寒くなってくると、患者さんからも良く声が出てくるのが、冷え性です
そもそも冷え性とは『血液の流れが悪いため毛細血管へ温かい血液が流れず、血管が収縮し、そのために手足などが冷えてしまう状態』のことです。
よく冬場になると手足が冷えるとおっしゃる女性が多いですね。なぜでしょう?
一般的に女性は男性より筋肉量が少なく、脂肪がつきやすいです。筋肉量が多いほど体の熱産生量も多くなるので、女性は男性より体熱が生産しにくいのですそれに付け加え、脂肪は一度冷えると温まりにくいので、脂肪のつきやすい女性はより冷え性になりやすい体質と言えるでしょう
また、ビタミンやミネラルが不足しがちな食生活をしている方も冷え性になりやすいです
最近の食事の傾向として、加工精製食品に頼った食事をしている方が多く、タンパク質・脂肪・糖分を過剰に摂取している反面、ミネラル・ビタミンは不足傾向にあります
そのような場合、食事を取っていてもそれをエネルギーに変えるのに必要なミネラル・ビタミンが足りてないと熱産生ができなくなるのです
改善方法としては、まずは入浴ですねシャワーなどで済ませてしまうのはよくありません湯船に浸かりましょう体の深部まで温めるには10分程度は必要になりますので、最低でも10~15分はしっかりと入りましょう。また湯船の温度も体温の+4度を参考に設定してください。そうすることで自律神経の乱れの改善が期待できます
また、食材面でも注意が必要ですね。体を冷やすような冷たい飲み物は避けましょう
体を冷やす食べ物としてわかりやすいのは夏野菜です。暑い時期に旬を迎える物は体を冷やす効果が、寒い時期に旬を迎える物は体を温める効果がある食べ物が多いので旬の物を食べるように心掛けましょう
また、別の見分け方としては地上にできる食べ物と地下にできる食べ物で分けられます。基本的には地下に育つ根菜類は体を温める効果が期待できるので覚えておきましょう
白砂糖やバターを使った食品も体を冷やす効果があるので気を付けて下さいね
他にも冷え性のタイプや改善法などいろいろありますが、長くなってしまったので今回はここまでにしますね