自律神経の乱れ①
- 2018年04月16日
- カテゴリー:健康情報
よく自律神経が乱れている、自律神経のバランスを整えると良いなど、テレビやら雑誌やらで見聞きする事が多いと思いますもちろん、当院でもちょこちょこ話題に出てきますが…
実際、自律神経とはどのような役割をしているのでしょうか
自律神経は『自分の意志とは関係なく体の機能を調整する働きをしている』ものです
わかりやすく例を挙げるなら心臓の動きや呼吸、食後の胃腸などの消化・吸収作用、免疫機能などですね。
運動神経や知覚神経など、『自分の意志でコントロールできる』体性神経とは別の働きをしています
また、自律神経は二つに分類され、『心身を緊張させ興奮状態に導く』交感神経と『心身をリラックスさせ鎮静状態に導く』副交感神経に分かれます。
交感神経は日中の活発に活動を必要とする時間帯に優位に働き、心拍数を上げたり、血圧を高めたり、消化の活動を抑制したり、より体が動きやすくなるように作用をしています。
副交感神経は夜間など休息を必要とする時間帯に優位に働き、心拍数や血圧を下げ、消火活動を活発にしたりとより体がリラックスできるように作用をしています。
そして、各々の神経も同時に働くのではなく、シーソーのようにどちらかが働けば、もう一方は休んでいるといった形でバランスを取っています
しかしながら、現代ではこのバランスをとるのが難しい状態になっているため、様々な不調を訴える方が多くなっているのです
近年の自律神経の乱れの特徴として、現代ではストレス過多の生活を強いられている方が多く、交感神経が過剰に優位になり副交感神経の働きが衰えている方が多いという事
交感神経には先にも挙げたように、心拍数を上げたり、血圧を高めたりする効果があるため、疲労が蓄積されやすく、血管も細くなるため血行障害もおきて筋肉が固くなって肩こりや冷え性なども発症しやすいです
他にも胃腸の働きが悪くなるため食べ物の消化吸収の悪化による胃もたれやムカつき、下痢や便秘なども引き起こされます。他にも、頭痛、鬱、不眠、高血圧、免疫力の低下など様々な要因に関わってきます
これらの事から、副交感神経が優位な時間帯も作り、しっかりと活動のオン・オフができるようにする事が大切です
副交感神経を優位にするためには…
長くなってしまったので、また次回お話しますね