発汗トレーニング
- 2018年05月21日
- カテゴリー:健康情報
まだ5月ですが、30度超えの真夏日も出てきて寒暖差もありますねまだ体が高温環境に慣れていない状態では特に熱中症などにもなりやすいので、水分摂取などをこまめにして気を付けましょう
体温の調節としては発汗機能が上手くできているかというのが重要ポイントになります良い汗をかいてる人の方が体温調節もしっかりとでき、熱中症などになるリスクも低くなります
みなさんは良い汗をかけていますか??
良い汗というのは、『サラサラとした臭いのない汗』で悪い汗というのは、『ベタベタした臭いのある汗』の事です。
発汗機能がしっかりしている時は汗の成分はほとんど水分で、ミネラル等は汗腺でしっかり吸収されるのでベタつきや臭いも少ないです。一方、発汗機能が働いていない時は、ミネラルや老廃物など汗腺で吸収されず、ベタベタした、臭いのある汗が出るようになってしまいます
これら発汗機能の差は何でしょうか
それは汗腺の働きの差になります悪い汗をかいている人は普段からあまり体を動かさず、冷暖房の空調の整備された環境で生活している人が多いです。
そのため汗腺が働く機会が少なくなり、もともと働いていた汗腺も休眠状態になって、いざ汗をかいた際に働ける汗腺の数自体が少なくなっているのです
つまり、悪い汗から良い汗に変えるためには休眠状態の汗腺を叩き起こす事が必要になってくる訳ですね
そこで行なうのが発汗トレーニング
代表的なのが高温浴というものです
やり方としては、まず湯船にバスチェアを置き、座面の下くらいまでお湯をはります。この時の湯温は熱めの42~44度くらいが良いでしょう。
次に座面に座り、前かがみになって両腕(肘から手まで)と両脚(膝下から足先まで)を浸かるようにしましょう。時間としては15分程度が良いです
手足を温めた後、バスチェアを出してそのままお湯を足してぬるま湯(36~38度くらい)で全身浴を15分ほどして終了です。ぬるま湯に浸かることで、それまで高温で交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態へ変えリラックスできます
注意点として、お風呂から出た後すぐにエアコンなど涼しい場所で体を冷まさない事ですせっかく汗腺が開き働いているのに急に冷やすと汗腺が閉じてしまいすお風呂上り後は、しっかりと水分補給をして自然に汗が引くまでこまめに拭き取っておくようにする事で汗腺の機能も向上します
5月からこの発汗トレーニングを夏前までしておくと、暑い日でもしっかりと発汗機能が働き体温調節ができるようになるので、お試しくださいね